プリノグ

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友達の妹が俺にだけウザい 1巻 感想

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友達の妹が俺にだけウザい 1巻表紙

 友達の妹が俺にだけウザい、通称いもウザの1巻を読み終えたので感想を書いていきたいと思います。(できるだけネタバレなし)

 表紙のキャラは小日向彩羽。 

 

・あらすじ

悶絶必至のいちゃウザ青春ラブコメ!!

『自称Fランク』の三河ごーすとが超人気イラストレーター・トマリとタッグを組んで、GA文庫に参戦!

馴れ合い無用、彼女不要、友達は真に価値ある1人だけ。青春の一切を「非効率」と切って捨てる俺・大星明照の部屋に入り浸るやつがいる。
妹でも、友達でもない。ウザさ極まる面倒な後輩。親友の妹、小日向彩羽。
「セーンパイ、デートしよーーっ! ……とか言われると思いましたー?」
血管にエナジードリンクが流れてそうなコイツは、ベッドを占拠したり、寸止め色仕掛けをしてきたりと、やたらと俺にウザ絡みしてきやがる。
なのに、どいつもこいつも羨ましそうに見てくるのはどういうワケだ? と思ったら彩羽のやつ、外では明るく清楚な優等生として大人気らしい。
おいおい……だったら、どうしてお前は俺にだけウザいんだよ。

ウザかわJKが(頼んでないのに)寄ってくる! 悶絶必至のいちゃウザ青春ラブコメ!!

 

・感想

友達の妹である小日向彩羽がタイトルの通りウザいが不快感はない

僕は「なんやねんこのキャラクター」となる展開があるラノベにたまに出くわすのだが、なぜかこの本ではその考えは起きなかった。

 

理由を改めて考えてみたところ、飴と鞭の扱い方が上手なのではと思い至る。

 

まず冒頭でいきなりウザいシーンは登場してくる。

主人公が学校から帰ってくると、なんと彩羽は主人公の部屋で爆音のラップを流しながらベッドでくつろいでいるのだ。

 

同じ状況を想像してみてほしい。

不法侵入された挙句、爆音のラップだ。

例え仲の良い友達であったとしてもイライラ度はMAXになるはず!

 

だがこのシーンにはもう一つの描写がある。

それはこのウザい行動の張本人である彩羽に関すること。

 

簡潔に言うとスカートから見える太もも、たわわなおっぱい。

そんな女の子がベッドの上でくつろいでいるのだ。

 

まさに女神。

確かにしている行動はウザいかもしれない、だけれどもそれを消してしまうほどの魅力的な描写。

 

飴と鞭を同時に使っているのだ!

 

ただイチャイチャしてるだけじゃない!

こういうタイトルのラノベってさ、一人のメインヒロインとただイチャイチャしてるだけってこともあるよね。

僕も読む前はそういう感じかなと思っていた。

 

まあそれでも良かったのだが予想に反してストーリーがある。

 

主人公の役割はゲーム制作サークルのプロデューサー。

この主人公はサークルのメンバーと有名ゲーム会社に就職するため、奮闘するといった話だ。高校生なのにすごい……

 

その有名企業の社長は主人公の親戚のおじさん。

コネで上手いこと行くのだが一つ条件を出された。

それは社長の娘とニセコイの関係になることだった……

 

第1巻はこの女の子の話が中心となり展開されていく。

 

まさかメインヒロインであろう彩羽を置いてきぼりにするとは……

ヒロイン戦争してくれた方が好みなのでグッジョブだ!

 

もちろん彩羽ちゃんも活躍しますよ。

 

会話のテンポが良い

やはりウザさというものは会話から滲み出るものだ(たぶん)

 

つまり!

会話のテンポが良いのは必須条件!(だと思う)

 

それを見事クリアしている!!

 

主人公が効率厨すぎる

この主人公の考え方がほんっとうに効率主義すぎる。

僕は割と感情移入してしまう性格なんだけど、今回はあまり感情移入しなかった。

 

理由は異常なまでに効率を追い求めているからだろうか。

でもそのおかげでテキパキやってくれるので気持ち良い。

 

良かったところと悪かったところ、表裏一体といった感じなのだろう。(何言ってんだ?)

 

最後に

全体的にすごい面白かった。

衝撃のラストだったので早いうちに2巻目を読もうと思います。

 

あと彩羽って名前から、声含めて俺ガイルのいろはすにしか思えないのは僕だけでしょうか……