プリノグ

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妹さえいればいい 全巻読み終わったから紹介してみる

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妹さえいればいい 1巻 表紙

こんにちは。

ということで妹さえいればいい全14巻全て読み終わりましたので感想を書こうと思います。

 

まずは言っておきたいことがあります……

 

 

超面白かった!!

 

 

はい。

 

僕は最初これは妹ものだと思い読み始めました。

しかしその考えは間違っていたようです……

 

ヒロインにまっっっっったく妹が出てきません。

割とガチです。

なので俺妹とか、そういった妹がヒロインのラノベを期待して買うのはやめておきましょう。

もう一度言います。

ヒロインに妹は居ません(重要)

 

 

この作品はギャグ特化と言っても過言ではないはず!!

イメージとしては同じ作者の前作である僕は友達が少ない(通称はがない)みたいな感じですかね。

はがないでは隣人部の部室で話が進んでいった用に、ラノベ作家である主人公の部屋で色々な話が進んでいく感じです。

 

ただ、はがないと聞いて不安に思う人もいるはず……

後半のシリアス展開に不満があるよーって声がネット上には多く見受けられます。

 

安心してください、シリアスっぽくはありません。

 

一応そういう展開があるんですが、綺麗に解決します。

最後には心にほっこりとした気持ちが芽生えることでしょう。

はがないの終盤の展開に不満を持つ方々もきっと安心して読むことができます。

もちろん、「え、なんでって?」みたいなことも起きません。

 

とまあステマはここら辺にしておいて、やっぱり作品自体は面白いですね。

電車の中で読んでいたらつい笑い声が出そうになって焦りました(笑)

なんとか我慢したんですけど口がニヤけてしまい、恥ずかしかったです……

 

あと思ったことと言えば、主人公が多いなと。

いや一応の主人公は羽島伊月というキャラなんですけど、巻を重ねていくうちに他のキャラにも重要なスポットライトが当てられるようになっていくんです。

読んでいくうちに気付いたんですけど、もう完全に平等なんですよ。

詳しく知らないんですけど群像劇って言うんですかね。

 

 

よく本の初めに登場人物の紹介が書いてあるじゃないですか。

「ああ、なんか主人公っぽいの多いなぁ」と思った時に、最終巻のその紹介を見たんです。

するとどうでしょう……

10名もの説明欄には『主人公』の文字が。

 

13巻までは普通の説明なんですけど最終14巻だけ大量の主人公の文字。

 

それを見た瞬間、驚きと共に「やっぱりそうか」という気持ちが沸いてきました。

意図してやっていたのかと。

それがこの作品のテーマだから当たり前だなと。

 

そう、テーマ。

きっと読めば分かります。

 

 

 

以上。

なんだか深いようなそれっぽいことを言ってますが基本ギャグなので楽しんで読めます。

いやギャグ作品ならそんなことブログに書くなよと思われる人も中にはいるかもしれません(実際書き終わった後、僕が思いました)

しかし長い間読んでいた作品が綺麗に完結したんですから感慨にふけるというか、余韻に浸るというか、そういう気持ちなのです。

 

 

まあともかく、ギャグと感動が9:1くらいでおすすめの作品ということを最後に伝えて終わりにしたいと思います。

 

超面白かった!!